時間がなくても大丈夫!中村駅周辺散策 1時間コース
所用時間:約1時間
オススメ時期:通年
土佐くろしお鉄道中村駅の周辺を1時間ほどで歩く散歩コースです。短時間の散歩ながら江戸時代に建立された古風な山門の残る太平寺や一条家の守護神で国の重要文化財に指定されている不破八幡宮をめぐる魅力的なコースになっています。
中村駅から太平寺へ
四万十市を代表する駅である土佐くろしお鉄道中村駅は全特急列車が停車します。そんな駅構内では売店はもちろん、地元四万十市の特産物を取り扱ったアンテナショップも入っています。
そんな中村駅からスタート!まずは駅構内でゆっくりした後は徒歩約10分の距離にある臨済宗のお寺、太平寺へGo。
国道439号線を400m北西に進んだ、住宅の立ち並ぶ中に太平寺は鎮座しています。詳細は下記グーグルマップを参考にしてみてください。
太平寺は南北朝時代の文和年間(1352~1356)に桂珠庵の庵主である海峯性公尼が、僧侶である泉巌覚雲の助けを受け井戸を掘って堂を建て、地蔵を安置。伊予(現在の愛媛県)の臨済宗の照源寺の大仙を迎えて開山したお寺です。
寺宝として木造海峯性公尼座像や木造泉巌覚雲座像(ともに国の重要文化財)が安置されています。また石段を上った先にある山門は江戸時代初期に建立されたものです。
幡多の総鎮守である不破八幡宮へ
太平寺を出てそのまま不破八幡宮へ向かいます。
太平寺から南西にのびる路地を進んで国道56号線の高架下をくぐり、県道342号線沿いにでます。国道342号線を左折して南東方向へ四万十川沿い下流に進むと左手に不破八幡宮があります。
不破八幡宮は室町時代に応仁の乱(1467)をさけて中村に下向した前関白である一条教房が、ここ不破に幡多の総鎮守および一条家の守護神として山城国(現在の京都府)の石清水八幡宮を勧請( 神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)したものです。
本殿(国重文)は杮葺き・流造りで、彫刻の大胆な手法に地方色を堪能できます。
毎年秋には500年以上続くユニークな伝統行事「不破八幡宮大祭」通称「神様の結婚式」が2日間の日程で行われます。
教房が当時横行していた略奪婚を戒めるためにはじめたとされる儀式と伝えられています。
不破八幡宮では参拝後に、社務所にて御朱印を頂くことができます。
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「土佐の小京都」と称される、高知県四万十市(旧中村市)とその周辺を紹介したサイトです