不破八幡宮大祭 神様の結婚式

高知県四万十市不破(ふば)に鎮座する不破八幡宮で500年以上続くユニークな伝統行事「神様の結婚式」正式には「不破八幡宮大祭」が2日間の日程で行われていました。

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神社の目の前に会場が設営されています。ここであげ馬・流鏑馬奉納(やぶさめ)、結婚式などの神事がとり行われます。

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初日の午後3時から公式祭(例祭)が行われます。

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この祭は八幡宮の男みこしのもとに、四万十川河口近くにある一宮神社の女みこしが船でお嫁入りしてくるというおめでたいお祭りです。

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応仁の乱(1467~1477年)を避け中村に逃れてた前関白・一条教房(のりふさ)が当時横行していた嫁かつぎ(略奪結婚)を戒め、結婚の神聖さや厳粛さを示すために始めたとされています。

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当日は多くの出店が並び、大勢の人でにぎわっていました。

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神社の前の広場ではあげ馬・流鏑馬奉納(やぶさめ)などの神事が行われていました。

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四万十川の対岸にある一宮神社には3体の女神が祀られており、毎年くじで選ばれた女神を乗せた女みこしが最初に登場します。

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一方、結婚式に先立つ8月4日に「みこし洗い」を済ませて四万十川で清められた男みこしはどう八幡宮の境内で女みこしとご対面

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互いのみこしの担ぎ棒の先を「ドン・ドン・ドン」と3回ぶつけ合う「輿(こし)合わせ」の儀式のの後、結婚が成立します。

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この祭りは、古文書にもとづき、古式ゆかしく伝承されており、日本の民俗でも極めて珍しい祭りとして注目を集めています。また、四万十川にはまだこのように船文化が残り、祭りの舞台として川が流域の人々の生活の一部となっています。

(参考資料:四万十川物語)

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