しまんと市民祭 提灯台パレード
しまんと市民祭は、毎年夏に四万十市中村で行われる恒例のイベントです。
有志で集まる「しまんと市民祭実行委員会」 が中心になって、よさこい踊りなどのパレードから始まり、各チームで個性的な明かりや飾りを神輿につけて市街地を練り歩く提灯台、県外からも大勢の観光客が訪れる、納涼花火大会など7月~8月にかけて盛りだくさんのイベントが行われるお祭りです。
その中でもとりわけ稀有な恒例行事で提灯台パレードの様子をご紹介します。
陽が落ちた夜7時頃の四万十川橋(通称:赤鉄橋)は、こうこうとライトアップされてトレードマークの赤が一層際立ちます。
この日は市民祭で交通規制が行われている影響もあり、車通りもいつもより少ない様子でした。そして橋の向こう側、中村大橋通りあたりでは何やらかけ声らしき雄叫びがここまで聞こえてきます。
四万十川橋を渡り30mほど進んだ先、東下町の十字路あたりに行くと提灯台の通過ポイントにさしかかります。
提灯台では決められたポイントで各チーム自慢の神輿を回転させるパフォーマンスが披露され、その場所には必ず人だかりができています。
下の写真は、神輿を高速で回転させている様子です。中には遠心力で、神輿から飛ばされてる人もいて、その度に周りで見ている人々から大きな歓声が上がります。
2時間以上かけて、大小合わせて9チームの提灯台が一定の間隔をあけて東下町や大橋通、一条通、天神橋と練り歩きます。
毎年、けが人が出ないかヒヤヒヤさせられる市民祭の提灯台ですが、やはりそれだけ参加者も観客も全員が一丸となって熱くなり、1年の中で特に盛り上がりを見せるお祭りです。
「土佐の小京都」と称される、高知県四万十市(旧中村市)とその周辺を紹介したサイトです