秋の紅葉 石見寺
11月も半ば、寒さが一段と厳しくなる中、中村市内から近くにある場所で紅葉スポットを探していたところ、安並にある真言宗のお寺、石見寺で紅葉が見れることを知りました。
毎年、紅葉のベストなタイミングに行きたいと思うのですが、うまく合わずに外してしまうことが多いです。
10月の初めに紅葉情報を見聞きはするのですが、そのまま忘却。はっと気付いた時はもうすでに12月。全ての葉が木から落ちてしまってその年も見れずじまい。
今年こそは小規模でも何とか、見たいと思っていたところでした。
以前読んでいたカメラ関連の書籍で、寺社仏閣撮影のベストな時間帯は陽が傾いた夕方がねらい目!と書いてあったのを思い出し、さっそく夕方3時過ぎにお寺に伺ってみました。
案の定、陽が傾いた境内は風情があって静寂に包まれており、神聖な場所になっていました。
石見寺は石見寺山という山の麓あたりに鎮座しており、参拝するには境内まで市内から直接、車で行くこともできます。しかし僕は程よい傾斜と距離なので運動がてらいつも歩きで登っています。
山門手前で一礼。門をくぐって振り返ると、山門から望む安並の風景がまさに額に収まった一枚の絵のようになっており感動しました。
境内を抜けて、すぐわきにあるハイキングコースの入り口から少しの坂道をのぼると赤や黄に色を変えた葉を見ることができました。
石見寺のハイキングコースから望む中村市内も絶景です。
秋の野山の空気は格別で、この木々たちに囲まれた中にいると、清新の気を感じとても心地が良いものです。
紅葉とはどのような状態をいうのか、ふと気になって調べてみると主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色が変わる現象のこと(by wikipedia)なのだそうです。
厳密には、赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶが、これらを厳密に区別するのが困難な場合も多く、いずれも「紅葉」として扱われることが多いとのこと。
さらに石見寺山の頂上に向けて登っていけば、もっと良い紅葉の景色が拝めそうですが、やはりそうなると、登山装備が別途必要となりそうです。
「土佐の小京都」と称される、高知県四万十市(旧中村市)とその周辺を紹介したサイトです